メールなどのツールが全盛になった現在でも、顧客や社内のやりとりで電話応対の重要性は、ますます高まっています。
2009年にスタートした 「電話応対技能検定(もしもし検定)」は、「お客様に喜ばれるビジネス電話応対」の実現、電話応対のエキスパートとして即戦力になり得る社内の指導者の育成を目的とした検定制度です。電話を受ける、かける等の電話応対やビジネスマナー、日本語の基本知識等の従来型の「電話応対教育」に加え、場面や人によって臨機応変に応対することができるコミュニケーション能力を養い、電話応対に生かしていく「新しいコミュニケーション教育」を実施しています。

このページでは、もしもし検定のご紹介として、実際に3・4級に出題された過去問題をクイズ形式で出題しています。
全15問、全問正解を目指してぜひ挑戦してみてください。

目次:日本語 |コミュニケーションツール・電話メディア電話応対マナー法的知識

問1(日本語)

ビジネスの会話では、二人称の使い方が難しいです。次の文例のうち、「こちらからそちらの会社に行く」ことを告げる言い方として不適切な二人称の使い方はどれですか。
次の4つの中で、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「こちらからお宅の会社に伺います」
  2. 「こちらから御社に伺います」
  3. 「こちらからそちら様の会社に伺います」
  4. 「こちらからA社様に伺います」
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正解:1

[解説]

  1. 「お宅」は「あなた」の丁寧語だから、本来は「お宅の会社に伺います」と言っても問題ないはずだ。しかし、実際に二人称として「お宅」と言われると、軽く扱われた不愉快さを感じる。
  2. 「あなたの会社」といわれても、どこか抵抗があるはずだ。話しことばに使える二人称が少ないのだ。そこで、もともとは書き言葉だった「御社」が、話しことばとして定着しつつある。
  3. 「そちら様」は、多少よそよそしさはあるが、丁寧な言い方。
  4. 相手の会社名に「様」をつけたこの言い方が、はっきりとして親しみもある。

問2(日本語)

上司に出張の報告書を提出しました。それに添えることばとして適切なものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。

  1. 報告書を書きましたのでご笑納ください。
  2. 報告書を書きましたのでご査収ください。
  3. 報告書を書きましたのでお目通しください。
  4. 報告書を書きましたのでご閲覧ください。
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正解:3

[解説]

  1. 笑納=つまらない物ですが受け取ってください、という意味を含めて添える挨拶語。文書などには使わない。
  2. 査収=見積書計画書などを調べて受け取ること。
  3. 目通し=ひと通り目を通すこと。説明文案内書などを見てもらうときに添える。
  4. 閲覧=図書館などで書物新聞などを調べるために読むこと。

問3(日本語)

下記の4つの文例のうち、誤解を招きかねないあいまいな言い方を1つ選びなさい。

  1. 「午後から課長と部長の見送りに成田に行きます」
  2. 「今日は部長は会議で本店に行っています」
  3. 「来月から秋物の売り出しが一斉に始まります」
  4. 「新店舗開設の準備委員に任命されました」
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正解:1

[解説]

2.3.4.には、あいまいな要素はない。
1.の課長の行動があいまいである。課長は部長と一緒に外国に行くのか、あるいは課長も部長の見送りに行く一員なのか、どちらともとれるあいまいな言い方だからだ。
前者であれば、「午後から、部長と課長のお二人を見送りに成田にいきます」とする。後者であれば、「午後から、部長の見送りに、課長と成田に行きます」と言えば、あいまいさがなくなる。

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